成人式や七五三で着物を着た人は多いと思うけど、
着せられて苦しくありませんでしたか??
私は苦しかったです(~_~;)帯をキュウキュウに締められて、ご飯食べたらお腹が苦しくてしゃーない。
あの記憶のせいで、もう着たくないとか、いやだーーって遠のいてる人がいると思うんです。
歩きにくいし、苦しいし、気崩れるし、履き慣れない草履履いて足痛いし、と。
結論、自分で着られるようになることで解決します。
どういうことか?
結局着せてくれる相手はあなたではないので、好みまでわからないし、加減もわからないんです。
そりゃ相手は着付けのプロかもしれないけど、自分の快適な着心地は自分じゃないとわからない。
レシピ通りにご飯を作っても自分には味が濃いな、もうちょっと薄味が好みだなとかあるでしょ?
自分好みの着方を覚えたほうが自分には快適だし、なによりも我慢しなくていい。
私は着付けの資格は持ってなくて、着付け教室にも行かずに母が着ているのを見よう見まねで覚えました。
(親のご飯づくりを手伝ってるうちになんとなく覚えた、に近い。)
んで、ここからは完全に私の好みの話なんですが。。。
帯のお太鼓のカタチを整えるとき、ちょっと右上がりになってしまってもそれも味だよね〜って思える着こなしが好きなんです。
もちろん明らかに大きく曲がってるのはダメですよ^^;
でも日本舞踊のお稽古をしていて思ったのは、人が着物を着て動いて踊るということは、着るクセのようなものが出る。
それこそが味わいだと思うんです。
味って出すもんじゃなくて勝手に出ちゃうんで、自分じゃわかんないんですけどね。
雑誌で見るようなシワひとつないきっちりした着付けよりも、ゆるくふわっとした体を締め付けない着付けが理想です。
なーんて自分が着こなせているかどうかはわからないし、まだ道半ばだけど、
見よう見まねで覚えたメリットのひとつは、1日中着物を着ていても苦しくないコツを体得できたことだと思う。
デメリットは効率か非効率かを言われたら、非効率なことかな。でも着方なんて資格試験に受かるまでの最短距離を目指すものではないと思ってるので、自分に合ったやり方をゆっくり覚えていけばいいと思う。
そのためにはたくさんの着物美人を見ること。あの着方いいな、あんな風に着こなせたら素敵だな!と思える人を増やす。
街なかではあまり見かけないので、昔の映画女優さんの着こなしは特に参考になります。
人に着せられた着物から、自ら着る着物に変わるとき、手持ちの着物が少し違って見えてくるような気がします。